奥大和ライフジャーナルOkuyamato Life Journal

吉野町は県の中央、やや北寄りに位置し、町域の一部は「吉野熊野国立公園」に指定。吉野は『古事記』や『日本書紀』にも登場し、大海人皇子が「壬申の乱」前に身を潜めたのも、源義経が兄・頼朝に追われて逃げてきたのも吉野でした。古くから修験の地であり、桜の名所でもある「吉野山」、「吉野林業」の集積地として全国に木材を供給してきた「吉野貯木」など、さまざまな顔を持っています。

吉野川沿いには、伊勢街道筋に古い町家が並ぶ「上市」、紙漉きや割り箸などものづくりが残る「国栖」といった集落があり、山あいの「龍門」地区には田んぼなどの農村風景が広がります。